浅間温泉で昨年からプレオープン中の「松本十帖(まつもとじゅうじょう)」。メインとなるホテル兼ブックストアの「松本本箱」に続き、そのほかの施設を紹介します。
静かにテンションが上がる雑貨とパンのお店
松本本箱の隣にあるホテル「小柳」は宿泊施設のため入れませんが、1階にある「浅間温泉商店」と同店内のパン屋「ALPS BALERY(アルプスベーカリー)」は日帰りでも自由に立ち寄ることができます。
入口を入ると、まず目に入るのがパンのコーナー!
ハード系からデニッシュ系、メロンパン、ブリオッシュなど、バランスのいいラインナップ。お値段はひとつ200〜300円程度で、毎日20種類程度のパンが並んでいるとのこと。
訪れたのは昼過ぎですが、これだけ並んでいるのはありがたいな。食べた感想はのちほど。
奥には工房と思しきスペースがありました。めちゃくちゃきれい。毎朝ここで焼いているのかな。松本本箱のメインダイニングでは朝食などで焼き立てが提供されているようで、うらやましい。
そして店内を見渡すと、浅間温泉商店としての雑貨スペースが広がります。
TODAY’S SPECIALとか中川政七商店でウキウキしちゃう人にはうってつけの店内です。うつわや調味料を中心に、いい感じのあれやこれやが並んでいます。
写真を撮り忘れてしまったのですが、本箱Barでいただいたシードルや、本気で買おうかと最後まで迷った松本十帖オリジナルタンブラーなど松本十帖オリジナルグッズもあります。次行ったら買いそう。
こういう、施設のアイデンティティが出たお店っていいですよね。大きいホテルにあるショップってどこもなんだか味気ないけど、ちゃんとバイヤーさんがいるとそのお店自体が思い出になる。
かつて結婚祝いにいただいた箸置きが売られていて、ちょっと運命を感じたコーナー。箸を求めて三千里状態(意味:木曽まで足を伸ばしかけた)だった修二さんは、ここで運命の出会いを果たします。
これを書いている今、「あのお箸どう?」と聞いたら「家にあるトレイやお皿と合うから気に入っている!」とのこと。よかったね。
お会計時、スタッフさんに松本十帖の他の施設を聞きました。松本本箱と小柳を中心に、歩いて数分の場所にも素敵なお店があります。
このときのスタッフさんが素敵な方だった!
最初に駐車場から歩いて「ここかな?」とうろうろしているところに「初めていらっしゃったんですか?」と声をかけてくれて、施設の紹介をしてくれました。松本十帖はつくりが特殊だから、初めての人は戸惑うのをわかってサポートしてくれるんでしょうね。
で、本箱からお店に移動してきたときに「お帰りなさい! どうでしたか?」と声をかけてくれて。こういう接客をされると一気にファンになってしまうのです、私たちは。
ALPS BAKERYのパン祭り
2日にわたり、とりあえず気になったものを買い込みました。
写真を撮るのを忘れて車中でむしゃむしゃ食べてしまったのが、クロワッサンとフレンチトーストです(上写真の中央にあるとんがったやつがフレンチトースト)。
これまでの人生、パン屋さんのフレンチトーストは卵液が染みていなかったり味がぼやけていたり期待しては裏切られ続けたのですが、ここのはおいしかった!!! ということは声を大にして言いたいと思います。
ブルーベリーマフィン。ブルーベリーが予想以上にたっぷりで、生地はしっとりふわふわ。底の少し焦げた部分がすごくおいしくて忘れられない。
ツノが愛らしい袋入りのテーブルロール。口に入れた瞬間はベーシックな味わいだけど、噛むほどに甘みとしょっぱさが出てきて何個でも食べたくなるやつ。
ぷっくりとした頭がキュートなブリオッシュは、外側は少し硬めだけど中はもっちりふんわり。甘すぎないのがいい!
私のお気に入りはこの野沢菜塩パン!
塩バターロールを見つけたら必ず買う私は「野沢菜―? また長野に媚びて微妙なんじゃないのー?」という第一印象だったけど、この野沢菜の塩味が合うのです。外側がパリッと、中がふんわり、バター感は控えめでおつまみになるパン。
実は最初の夜↓にも買ったのですが、おいしかったようで修二さんがほぼ一人で食べてしまったため再購入したのです。
さてこちらは、ハード系の何かですね。すっかり名前を忘れました。ひとしきりお酒を飲んだ夕食の後半に登場。
スライスして、少しリベイクして、
みんな大好きブルサンといただきます。パン自体は酸味が際立ったもので、相性もよし。
修二さんが好きなベーコンエピも。
「あらおいしいわね!」と、普段ハード系のパンをあまり食べない久江さんもご満悦。もう途中から、パンというよりブルサンを食べています。うまいもんね、ブルサン。
「夕ごはん食べたのに、こんな時間にこんなにパン食べて、もうどうしよう〜!」と言いながら笑う我が義母。私たちが遊びにきたときはこうなるの、許してね。
ALPS BAKERYのパンは松本本箱の朝食などに出されていることもあって、何かが際立ったというよりは誰でも安心して食べられるオーソドックスな味です。特に、甘めのパンの完成度が高いので次行ったときには他のものも食べたいな!
さて(3)では、松本十帖のカフェ「哲学と甘いもの。」を紹介します。
<営業時間>
10:30~19:30(なくなり次第終了)
<定休日>
水曜日、木曜日
<住所・アクセス>
長野県松本市浅間温泉3-13-1
・駅・バス停からのアクセス
北松本駅から4,079m
松本駅お城口から32系統信州大学経由浅間温泉線 浅間温泉バス停から徒歩4分
<電話番号>0263-46-0500
<その他情報>
予約・お取り置き 不明
支払い方法 各種 この日はPayPayを使用
イートインスペース なし