2021年2月、首都圏エリアの緊急事態宣言解除後に訪れた松本。年越し松本を我慢したのちの滞在でした。
とは言っても、冬の松本はスキー・スノボをしない限りこれといった楽しみがありません。結果、松本の定番をつまみ食いするような滞在になりました。
頻繁に松本に遊びにきているせいか、観光客なら誰もが行く・食べるものを意外と経験していないのです、私たち。
「時代遅れの洋食屋 おきな堂」をつまみ食い
松本市街の中町通りにある、ザ・レトロ!な建物。昭和8年創業で、当時のままの木造3階建が残っています。オムライスとかハンバーグといった洋食、私は好きなのですが、修二さんがあまり好きではないので今まで入ったことがありませんでした。
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外観を撮影しておらず、看板代わりのペーパーナプキン。
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内観を撮影しておらず、久江さん越しの2階の風景。
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窓からは、電線越しに女鳥羽川の向こうにある四柱神社が見えます。この電線がなければなぁ。
ちなみに私たちは、いまだに四柱神社が「しはしら」なのか「よはしら」なのか覚えられません。どうしても覚えられない言葉ってあるよね。
ボリューム満点だけど、ぺろり
訪れたのは15時前でしたが、おきな堂はランチを15時までやっているのです! すばらしい! ということで、名物と思しきおすすめポークステーキ(安曇野・三澤農場)(1,800円」をオーダー。
なんで世の中のお店は14時までしかランチをやっていないんだ。14時以降もランチをやっているお店のマップを作りたい。
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先にサラダ、スープ、ライス。そして鉄板からジュー!と音を立てながらポークステーキがやってきます。弾ける音が大きく、他のお客さんの注目を浴びていました。
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「うそ〜、そんなに食べられるの!?」と久江さんも笑っちゃうボリューム。
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この分厚さよ。ポークステーキとはこうあるべきというお手本のような断面です。なのに、驚くほどにしっとり柔らかくジューシーでおいしい。
特にテンションが上がったのは、肉のうまみとソースのバランスです。こういう「○○ステーキ」「○○ソテー」って、ソースが多すぎ(濃すぎ)たり足りなかったりで後半になるにつれストレスを覚えがちなのですが、これはちょうどいい。最後までおいしくペロリといただきました。
多めの脂身はちょっときつかったけどね。でもそれもポークステーキの醍醐味よね。
久江さんはデザートと珈琲セット(600円)でレアチーズケーキを、修二さんは珈琲(300円)をいただきました。
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コーヒーとケーキとポークステーキが並ぶ、三者三様な午後のひととき。何をするでもなく、ただ視界に入るものをぽつぽつとしゃべる時間。頭が空っぽになる感じがとても心地よかったです。
それも、この“時代遅れの洋食屋”というおきな堂だからなんだろうなーとふと思いました。この場所で歴史を見つめてきたからこそ、何も言わずすべてを受け止めてくれるような懐の深さを感じます。
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次は、オムライス+ハヤシソース+チキンカツというカロリーの三段飛びみたいな「ボルガライス」(1,500円)も食べたいし、硬めと思われるプリン(400円)も食べてみたいなー。
<営業時間>
平日・土曜・祝日:
11:00〜15:00(L.O)
17:30〜21:00(L.O 20:30)
日曜:
11:00〜18:00(L.O)
<定休日>
第2・4水曜日,12月29〜31日
<住所・アクセス>
長野県松本市中央2-4-10
(Google map)
<電話番号>
0263-32-0975