松本と好きなこと

塩尻駅の「山賊」でガツンとうまいTHE・山賊焼をテイクアウト

塩尻駅の「山賊」でガツンとうまいTHE・山賊焼をテイクアウト

私が松本で一番テンションが上がるグルメは、なんといっても山賊焼です。蕎麦でもりんごでもなく、山賊焼。何度食べてもおいしい。一度も食べられない滞在は本気で悲しみます。

山賊焼とは?

長野県の塩尻市・松本市の郷土料理である山賊焼。主に鳥もも肉をにんにくの効いた醤油ダレで漬け込み、片栗粉をまぶして揚げる、言ってしまえば“でかい唐揚げ”です。

結構シンプルな料理のはずなのに、まれに首都圏で見かけてもおいしくないのは本当にどうして?

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(山賊焼のフリー素材ってあるのかなと調べたら結構あった、どこで撮ったんだろう)

長野の山賊焼には、塩尻市と松本市それぞれで“発祥” “元祖”と呼ばれる店があります。今回は、塩尻市の元祖「山賊」でテイクアウトをして、スーパー「DELICIA(デリシア)」の山賊焼と食べ比べました。なぜデリシアなのかは後ほど。

B1F/デリシア – ALPICO PLAZA -アルピコプラザ-

松本市の元祖と呼ばれる「河昌(かわしょう)」は次の機会に!

思った以上に趣のある「山賊」

場所は、塩尻駅から徒歩数分の場所。営業開始の17時ごろに電話をして予約をします。調べたら、テイクアウトの電話予約は14時からできるそう。

山賊焼のテイクアウトメニューは、特大1,100円、大990円、中880円(税込)。せっかくなので、鶏もつ519円も一緒に注文。

― 2人分だと、どのサイズがいいですか?

どれくらい召し上がるかによるのですがー、多くの方は大、あるいは特大を注文されますね〜。

なんとなく、「2人なら中かな」と思っていたのでびっくり。久江さんも修二さんも揚げ物をほぼ食べないので、限りなく1人に近い2人分に不安を覚えながらも、「買うなら特大にしなよ」という修二さんの言葉に押されて特大を注文。でもこの選択は後ほど大正解になります。

屋内, テーブル, 窓, 座る が含まれている画像

自動的に生成された説明DSC07693

指定の時間にお店に受け取りに。

店内はすでにお客さんがお酒を飲んでいたので撮影できず。

さらに次から次へと予約の老若男女のお客さんが入ってきます。座敷とテーブルがあり、店内はコンパクト。歴史を感じさせて、ここで飲んだら楽しい予感しかしない店内。

紙に包まれた食べ物

自動的に生成された説明 DSC07713

一緒に買った鶏もつ。この、新聞紙にくるむ感じがいいよね。これで519円は安い!

車に戻ると山賊焼の香りが一気に充満。こんなに油の香ばしさとにんにくに主張されたのは初めてで、これは期待するなというほうが無理……!  


はやる気持ちを抑え、DELICIAで山賊焼を買います。さて、対抗馬はなぜDELICIAなのかと言うと。

答えはシンプル、近隣スーパーの中でもジューシーなもも肉の山賊焼を夜まで置いてくれる店はDELICIAのみだからです。他は売り切れていたり、胸肉だったりで視界に入ってきません。

山賊焼をどこにも食べに行けないときの私の欲を満たしてくれる最後の砦なのです。いつも本当にありがとう、DELICIA。

特大を持ってもらった

「ただいまー!お母さん見て見てー!」と小学生のように久江さんに見せて、早速持ってもらいました。

「まぁ〜た大きいの買ってきたわね〜」と、なんだか楽しそう。

人, 屋内, 食品, テーブル が含まれている画像

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人, 屋内, 食品, 持つ が含まれている画像

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すごい!顔くらい大きい!と言いたいけど、そこまでじゃなかった。

DELICIAの山賊焼(右)と並べるとこんな感じです。

トレイの上の食べ物

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焦げた感じは山賊が明らかにありますね。

どちらもオーブントースターで温めていただきます。

塩尻「山賊」はガツンとTHE・山賊焼

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皿の上の食べ物

中程度の精度で自動的に生成された説明

改めて、特大サイズ1,100円(税込)です。

まず驚いたのは、揚げてから数十分経っているにも関わらず衣がザックザクで軽いところ。時間が経った揚げ物特有のべちゃっと感がありません。

味は、しっかりガツンとくる醤油とにんにく。焦げ目も手伝って、口の中に濃いめの味がしっかり広がります。さすがのおいしさ。意外にも、持ち帰りの車内で驚いたにんにくの香りはさほど気になりません。肉は分厚く弾力もあって、「肉食べてるぅーー!」という満足感があります。

「食べたかったのはこれよ!これこれ!」という、追い求めていたTHE・山賊焼。本当に幸せ。嬉しい。

皿の上の食べ物

自動的に生成された説明 DSC07722

そう思ったのは私だけではないようで、「特大を頼んでも、揚げ物食べるの私一人だしなぁ…」というのは杞憂中の杞憂でした。「おいしい!」「おいしいねぇ」と、久江さんも修二さんもバクバク食べて、あっという間になくなりました。むしろ私が譲る展開よ。

DELICIAはマイルドな味わい

プラスチック容器に入った食べ物

低い精度で自動的に生成された説明DSC07716

DELICIAの山賊焼は、グラムによりますが大体200円台です。

むね肉もあると噂には聞きますが、私はもも肉しか眼中にないので見た記憶がありません。

スーパーで長時間陳列されていたということもあって、少し衣の油っぽさが残ります。それを和らげるためなのか、しっかり片栗粉がまぶされている(粉感がある)印象。これが衣薄かったら、もっと油っぽくて食べにくいかも。

とはいえ、トースターで温めてサクサク感もジューシーさも十分! 醤油やにんにくの味は山賊と比べるとマイルドなので、ガツンとくる味や香りが苦手な人はDELICIAのが良いはず! お子さんはこっちのが美味しいって言いそう。なんとなくだけど。

皿の上の食べかけのケーキ

中程度の精度で自動的に生成された説明 DSC07730

平たいお皿に並べて一切れの厚みを比べてみました。奥が山賊、手前がDELICIAです。肉の厚みは山賊に軍配が上がりますね。

と、さすが塩尻の元祖というだけあって山賊の山賊焼はとてもとてもおいしかったのですが、それでもあのお店に毎回行くのは私たちには難しい。「山賊焼食べたい! でもわざわざ行く時間がない!」というときには、きっと私はDELICIAにお世話になるはずです。

<営業時間>

17:00〜23:00(L.O 22:30)

<定休日>

水曜日

<住所・アクセス>

長野県塩尻市大門七番町10-1

(Google map)

<電話番号>

0263-52-0743

  • この記事を書いた人

pan_sake_matsumoto

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