「えっ、何あれ? 竜巻?」
と私と修二さんがざわついたのは、信州まつもと空港での1コマ。
これは何なのかというと、雪がとけて乾燥した松本平の畑の土が、強い南風にあおられて舞い上がって起こる現象なのだそう。土埃とも、砂嵐とも、砂塵ともいう困ったやつ。松本では、春の訪れを告げる毎年恒例のものなのだそうです。
「もうーやんなっちゃうわよ、これで『春の風物詩』だなんていうんだから」と久江さん。ほんとよね。
そんなやりとりをした信州まつもと空港は、実は今まで行ったことのない松本スポットのひとつ。地方空港はどこも似たつくりで、お世辞にもおすすめ観光スポットとは言えないのですが、それでもほんの少しだけにじみ出る空港ごとの特色を前のめりに楽しむその姿勢が、思い出に深みを足したり、足さなかったりします。地方空港、私は結構好きです。
高難易度のフライトシミュレーションゲームがあった
1999年登場の、セガのエアラインパイロッツがありました。と、さも知った口をきいていますが、今調べました。そのリアルな難しさで一部の方々には知られた存在だそうです。
ゲーセンでは絶対見向きもしないけど、こんなところにポツンと90年代臭のするゲームがあるなら、やるしかないでしょ!とチャレンジ。
久江さん、まったく興味ないであろうゲームを、こんなにしっかり見てくれていたなんて……実はやりたかったのかな……
ちなみにゲームは難し過ぎて、太刀打ちの太の字も出ませんでした(エアラインパイロッツは難しいことで有名らしいと今知って少しホッとしている)。
コロナ禍ということもあって、もともと少ない飲食店はほぼお休み。
もう展望フロアに出るしかありません。
スケールはコンパクトですが、空港で飛行機を見るというのはワクワクしますね。
信州まつもと空港からは札幌(新千歳、丘珠)、神戸、大阪、福岡への便があるそうです(2021年現在)。
私は20代後半から「大人こそ顔はめパネルを全力で楽しむべき」というポリシーのもと、とりあえず見つけたら首を突っ込むことにしています。
信州まつもと空港の顔はめは60点です。
イラストはクオリティ高いのですが、パネルが横長に大き過ぎて、引きでパネルを入れようとすると人の表情がわからなくなります。反対に、人の表情をちゃんと写そうとするとこの写真のようにパネルが入りきらないのです。これで腕も飛び出せたりしたらまだ得点高いのですが。
とはいえ、全力スマイルの母親と息子が撮影できたので個人的には100点です。
ちなみに、道中の中央道・双葉SAにある武田信玄公顔はめは85点です。
風林火山ののぼりも手伝って、成人の約75%が武田信玄と答えられそうなビジュアルであること。ひげを残していること。でも顔はめスペースが広すぎるのはマイナスです。
墓参りでも春の風物詩
打って変わって、松本滞在で毎回欠かさないお墓参り。
相変わらず広くていい場所ですねー。
DSC07904
今日も今日とて、舞い上がる土。
この顔よ。